はいはいこんにちわ!今日は神戸のでっかいチャリティー野外ライブ「Going Kobe」に出演してきましたが、大方の予想に反せずライブ会場ではバックステージに行く前に警備員に
「こちら関係者以外は入れませんので」
と二度も止められましたやっちんです。(不機嫌)
と言うのも関係者にはバックステージパスが配布されたのですが、出演者には無かったんですよね。
つまり、アーティストは自分のオーラで警備を納得させろと。
無理無理~!俺ってばどこにでもいるタダの引きこもりやもん!
それも顔にも特徴が無くて、大体初対面の人に
「あ、俺の同級生に似てる!」
とか
「そっくりな人知ってますよ!」
とか言われているような人間ですよ。
あ~男前以外特徴が無いこの顔が憎い。
で、顔絡みで思い出したんですけど、この日のライブ。
若干の緊張とともにステージに上がる。
大きいステージ、客席を見渡せばSEが流れるのと同時にお客さんがステージに向かってくる。
僕はドラマー。自分が従えている太鼓を鳴らすとライブが始まるのを知ってる。
頭からトチる事の無いように、でも勢いを殺さないように。
メンバーと目が合う。
チューニングは済んだようだ。
おもむろにスティックを
振り下ろす。
月並みな表現をすれば「ジャーン」とでもなるであろうか、ありったけの力を込めて楽器を鳴らす。
一緒に緊張も飛んで行けとばかりに声を出す。叫ぶ。吼える。
そして曲へ向かうカウント。
1
2
3
4
セミ
セミ?
最初の音にびっくりしたのか、僕の顔めがけてセミが飛んでくる。
その瞬間がスローモーションで今でもはっきり思い出せるんだ。
セミの顔まで。目(複眼)まで。
前から黒い塊が飛んでくるなぁ~・・・でかっ!セミや!避けな!
でドラムを叩きながらマトリックスみたいな避け方でセミをやり過ごす。
それがなんか自分の中で妙に面白くて、すんげぇ笑いをこらえてドラムを叩いてたんだけど、途中から洒落にならなくなってきた。
何度もセミが飛んでくるのだ。それも何故か全部顔をめがけて。
結局ライブ中に3回セミが僕の顔をめがけて飛んできて、それをぼくはアクション映画みたいなかわし方で避けたんだけれども。
一週間しか生きられないからって、こんなときに求愛されてもね。
そんな事の顛末を、お世話になっているライターさんに話したら
「木と間違えたんじゃない?」
だって。
やっぱオーラ無いんじゃん!
(幼稚園の学芸会では木の役って事か。)