冬で泣きそうだ。
冬のせいで泣きそうだ。畜生。
イージーグリップというバンドのクリスマスワンマンライブを見に行った。
結成10年だそうだ。
Gu&Voの増田さんはすっげぇ恩人だ。
この人がいなかったら今のナチュラル某はいない。
ライブでは相変わらずの鬼刻み(ギター)に頬が緩んだ。
Baの大谷さんは僕とそっくりだ。
実は彼らは僕の通っていた大学のすぐ近くの大学出身なのだが、イージーグリップというバンドに出会う以前から、当時メロコアキッズだった僕はファーストアルバム(バッドニュースから発売!)を購入しており、一人でドラムをコピーしていた。
で、うちのサークルと向こうの大学のサークルの人間が知り合いで、うちの部室に大谷さんの写真がいたずらで?張られていたのを僕が見て、
「俺、こんな写真撮られたっけ?」
って思ったほどのそっくり具合だ。(実話)
つうか相変わらず文章がまとめられないなぁ。
分かりにくかったらごめんなさい。
そのワンマンライブではなんと31曲もの曲を演奏し、懐かしい曲たちが聞こえると僕もなんだか感慨深かった。
10年バンドを続ける、それだけでも大変なことである。
最近はなかなかライブも見ることが出来なくて、会う機会も減って、それでも会いに来ようと思えば会えると知った。
そこにシークレット出演した腐れ縁のなんとかってバンドが東京に行くらしい。
音楽で上京。
そのバンドのベースの豆粒みたいなおもんない生意気なしょうもないヤツが、ワゴン車にこれでもか!と荷物を詰めて神戸から出発する、それをライブハウススタッフが
「途中疲れたら仮眠とれよ!」
などと励まし、送り出す。
そんな前時代的な状況風景を見て、ちょっと寂しくなった。
でもまた、東京で共演することもあるだろう。
パンチだけはあるやつらだから。
また会える。
鍋をした。
かって知ったる仲間や、新しいヤツらと久しぶりに鍋をつついた。
僕は料理なんてこれっぽっちも分からないもんだから、
「高いもん買ったらええねん!」
と色々買い物かごにぶち込んだら、とんでもない金額になって笑えた。
「あまったら肉団子(鍋開催地の)家の窓から投げて、刺身は壁に貼ろうぜ!」
しょうもない話をしながら楽しい時間を過ごせた。
その仲間たちの最近のことを色々聞いた。
東京に出て行くやつもいた。
結婚が身近な話になっていた。
少しばかりセンチな気持ちになったが、会おうと思えばまた会える。
東京なんてちょっとガッツ出して運転したら500キロちょいだ。いける。
ちょっと前のライブを見に来てくれた人が亡くなったそうだ。
なんだかこの馬鹿みたいなサイトを気に入ってくれてたらしくて、バンドもろくすっぽ知らないのに東京でのライブを見に来てくれた。
明朗快活、いまどきの若くて可愛い女の子だった。
ちょっと前にその子からメールが来て、くだらない内容に笑いながら返信ボタンを押した数日後のことだった。
そのお友達がメールで丁寧に知らせてくれた。
教えてもらえなかったら、その子がこの世からいなくなった事を知らないままだった。
僕が彼女について知っているのは彼女が生きた中のほんの少しの部分。
交差した時間は一瞬。
もう会えない。
それでも絶対忘れてやんねぇ。
彼女は、僕の人生の素敵な登場人物だから。
ご冥福をお祈りいたします。