しっあわっせはぁ~歩いてこっない、
だ~から手始めに自分の視界に入る奴らを片っ端から
地獄のどん底に叩き落して幸せを奪い取るべくアンダー
グラウンドでの行動を開始するなぜなら幸せな人間の絶
対数を減らすことによって幸福平均値を下げて比較的幸
せでない自分もまだ恵まれた環境にいるのだと言い聞か
せるのだそれには丑の刻参りかいやそれでは効果は確
実でないやはり法に触れようがここは自分が関わる全て
の人間をKILLKILLKILLKILLKILLKILLKILLんっふぁf
mるうぇおfwのえヴぃうぇあっるいっていくんだねぇ~~~。
こんばんわ、今日も世界平和を心から願うやっちんこと、やっちんです。
てなわけで、自分の母親とステージに立つジャズ発表会。
僕はジャズを演奏できませんが。
昨日の前編を読んでからお楽しみください。
リハーサルが終わってしばらく放心。
まさか出演者と自分の間にこんなにも温度差があったとは。
あまりのショックに立ち尽くすも、徐々に悔しさが沸いてきて
「こうなったら精進あるのみだ!」
幸い、発表会の会場の近所にいつもバンドでお世話になっているスタジオがあったので電話でスタジオ予約を取る。
そして1時間強、何とかバンドのボリュームのバランスが取れるように様々な苦心を重ね、曲のアレンジも考える。
ドラムスティックを通常のものからロッドと呼ばれる竹ひごのような軽くてボリュームの出ないものにしたり、
一番問題のバスドラム、 (一番低いドン!という音です)普段のヒールアップ&クローズ奏法のボリュームコントロールではとてもじゃないけど曲を台無しにしてしまう。しかしヒールダウン奏法(ボリュームを小さく、細かいニュアンスが出せる奏法)などやったことがない。
技で駄目なら創意工夫だ!とばかりに足で演奏するビーター(まぁ足のスティックです)を限界まで短くし、普段どおりにガンガン踏んでも音があまりでないようにする。
さらに本番、自分が盛り上がりすぎても大丈夫なようにシンバルの角度もチップが当たりやすいよう鋭角に。
うっわ、めっちゃ付け焼刃。正直言って演奏しづらいが、背に腹は変えられない。
そして本番。
よりによってうちのオカンはステージ前の特等席に自分の友人たちを招待。
さらに自分の妹(つまり僕の叔母)たちまで呼んでいた。
自分の出番が来るまでひたすら自分に言い聞かせる。
「止まない雨は無い、明けない夜は無い、終わらない発表会はない!」
普段僕は自分のバンドでライブをするとき、あまり緊張することは無い。
何故か大きなステージであればあるほどその状況が笑えてきて楽しく演奏できる。
しかし、この日は尋常じゃなく緊張していた。
自分が足を引っ張る状況と言うのはかくも辛いものか・・・。
そしてわが母親の出番。
僕はひっそりとドラムをセッティングしてそそくさと演奏し、
さっさと退散しようと思っていたのだが、
セッティングに時間がかかるのを心配してくださったジャズボーカルの先生がご丁寧にmcをしてくださった。
「次はやっちん母親さんなんですけれども、今日は特別に!ドラムをやっている息子さんが!応援に駆けつけてくれました!!!」
沸きあがる拍手。
穴を探してバスドラムの穴に逃げ込もうとする僕にさらなる追い討ちが。
「息子さんは普段は何をしてらっしゃるのですか?」
キター!それだけはやめて欲しいと心から願っていた質問!
僕はこの発表会に出る時に母親に一つだけ条件を出した。
「自分がナチュラルパンチドランカーというバンドで活動していて音源を出してライブをやって、様々なメディアにお世話になっていることは絶対内緒な。」
ロックドラムには多少の自信がある。
しかしジャズドラムとなれば全く話は別であり、もしドラムを仕事にしているというのを知ったらみながそういう目で見るだろう。
それだけは避けたかった。
しかし僕がそういったために返答に詰まる母。
やべ!なんとか学生とか(無理がある)会社員とか、適当な嘘でごまかしてくれ!
母「ぼーっとしてます。」
_/ ̄ ̄\
└-○--○-┘=3
その瞬間、ドラムに座っていた彼は
MAXボリュームの4カウントを鳴らし、
地獄の轟音であるかのようなドラミングであたりを血の海に染めた
わけでもなく、きちんと演奏しましたよ。
ジャズっぽく。
あくまでもぽく。
たった2曲のライブなのに、
間奏を忘れて勝手にソロにいったり、ミスはありましたが、
ライブが終わったあと、自分の母親が
「気持ちよく歌えた。」
と言っていたので、それでよしとしよう。
彼は、泣かなかったと、言います。
(次回爽やか家族は親父と船釣りの巻。)