こんばんわ、
今日も今日とてスタジオでブクブク太っております。
スタジオにある食べ物の中に「揚げニンニク」というものがありました。これはどうやらニンニクをそのまんまで揚げたもののようで、袋を開けるとその殺人的な刺激臭で僕らを魅了します。
次の日がオフで一日家の外を出ないならむさぼり食うところなんですが、そこはレコーディングの最中。ニオイで人様に不快感を与えたらコトなので、2個だけ食べました。めっちゃうまかった。
そこで思い出したのですが。
昔僕はTUT○YAと言うレンタルビデオ屋さんで働いていました。
大体深夜勤務だったので、晩御飯を食べてから出勤するのですが、
その日の晩飯がなんか殺人的な量のニンニクを入れた餃子。
ぼくはそれを知らずにもりもり食べた後に
「今からバイトなのにこんだけニンニク入れてんじゃねぇよ!」
と、まるで反抗期の高校生みたいな文句を親にたれてました。
でもさすがに休むわけには行かなくて、レンタルビデオ屋に出勤。
ほかのバイトの人にニンニクが臭うか聞いたんですが、
全員一致で「YES」。
しょうがないから出来るだけ喋らないように、そして接客しないように働いていたんです。
でもやっぱり深夜のバイトは人が少ないために、どうしてもレジを打たなくてはならない。
加えて僕が働いていたところは関西でも有名な風俗街だったので、客はほとんどがチンピラ、風俗嬢、ヤクザに分類されます。
んでいかにも頭のよさそうなチンピラの二人組みのレジを打っていると、
チンピラ1「(もう一人に対して)お前ニンニクくったやろ!」
チンピラ2「食ってないわ!」
チンピラ1「なんかニンニク臭いぞ!晩何食った?」
チンピラ2「だから食ってないって!」
言い争いが始まりました。
お客達は自分の向かいの店員が犯人だとは気づかず、言い争っています。
「兄ちゃん、コイツ臭いよなぁ?」
話しかけられても返事をするわけにはいかず、
僕は勿論無言。
ほかの人にレジを任せてトンズラ。
まさか「ええ、臭いっすよね!」とか「実は僕でぇ~す!」なんて明らかに堅気じゃない人たちにおどけて大阪湾に浮かぶわけにもいきません。
それから僕は次の日がオフの時にしかニンニクを食べなくなりました。
(人は何事も経験して大きくなっていくもの。)