Moral Hazard!!

ドラマーが音楽やホームページやガラクタを作るよ。

カホンハザード!

No Comment DIY,Music

はいみなさんこんにちわ、自分の後頭部の密集具合を確かめるために写メールを使う度に惨めな気持ちになってるやっちんですよ~。

ひとまずでっかい目標だったワンマンライブが終わったので、その反動で引きこもらないためにも日曜大工を始めました。

作るのはあれ、カホン。
最近アコースティックライブで叩いているのを見た事がある人も多いと思いますが、なんか四角い箱の楽器。ペルーのやつだっけかな?
僕も詳しくはないので、知りたい人はネットででも調べてね。

きっかけはワンマンライブが終わったあとに親父からかかってきた電話。

PLLLLLLLLL…

僕「…はい?(寝起き)」

親父「こないだのライブのアコースティック、ボンゴでは音がかなり寂しいな。」

僕「…あぁ、そうかもな。でも各地を回るには大きな楽器はもてないし。」

親父「…カホン作ってやろうか?」

僕「はぁ?」

親父「こないだ見た外人があの楽器を使って凄く多彩な音を出してたぞ。」

僕「はぁ…そんなに簡単に作れるの?」

親父「簡単や。機械は全部揃ってる。(会社に)お前それを使って作れ。」

僕「(…作ってやるって言ったやんけ!)」

電話を切った時点でもう、親父がケーナよろしく自分で楽器を作りたいだけやんけ!と突っ込みを入れておきましたが、まぁ作ってマイナスになるわけでもないので親父の会社へ。

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まずは素材選び。
近所のホームセンターで適当な木を探します。
すんげぇ安いやつ。

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他に角材と木工用ボンド。
ちょっと多めに買っておくと、余っても後々近所にに戦争を仕掛けに行くときに便利です。
(デッパツだ!)

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まず木材をおもむろに計りだします。
僕は正直数字とか定規とか見るのも嫌いだし、正確さとか求める作業は死ぬほど苦手なのです。
が、これも逃れられない過程なので、女の子のスリーサイズを測る気持ちで頑張ります。

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会社には沢山のマシーンが置いてあります。
これは電動のこぎり。だと思う。

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親父「もう日が暮れるから切ってやるわ。お前やったら何時間かかるか分からん。」

キィィィィィィィィ!(木だけに)
自分が作りたいだけやんけ!

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はい、というわけで大体親父様が切ってしまいました木材。
これがカホンになります。

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たまに頑張ってみたら手に木の棘が刺さる僕。

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あ~あ~、言わんこっちゃない。

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そして切った木材の凹凸を埋めるためにカンナで整える。

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カンナ。なんか大工さんっぽくてかっこいいよね。

親父「今回は電動カンナは使わないでおこう。」

誰に向けて言っているのかさっぱり分からないですが、そういうことらしいです。なんででしょうね。

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はい、綺麗なパーツになりました。

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そして角材にボンドを縫ったり、

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角を落として補強に使います。

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そして角材を電動釘うちマシーン(名前適当)で固定します。
なんかマッハで釘が飛び出す、人とか殺せそうな機械です。

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だいちゃんは骨のお菓子を食べます。

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そしていよいよ組み立て。

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ボンド塗りたくって釘を打って。
仕事はほったらかしてて良いんでしょうかね?

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手で叩く打面が綺麗に揃うようにまた計ります。
僕は女の子を計ってるほうが断然楽しいのですが、
マニアにはこっちの方がいいらしいです。

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そして四角い箱が出来たのですが、ここでアクシデント発生。
あまりに安物の木を使ったために、曲がってしまって長方形の綺麗な箱になってないというのです。
やはり材質はそこそこ良いのを使うべきなのか!?

親父「まぁ失敗したら燃やせば済む。」
廃材カホン、危うし!

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ひとまずボンドが固まるまで長方形を維持するために、補強用の木を打つ。

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大分おねむです。

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なんだかんだで打面を取り付けて完成。

試作品だからルックスは度外視。

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後ろにはベース音を出すための穴も開きましたよ。
(総材料費、3000円未満)

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あとは普段使ってるドラムからでたゴミ、スナッピーという部品を取り付けます。
なんだかバズ音(余計な音)が出るのでひとまずガムテープでミュート。

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ワタクシ、ワンマンライブで右手を痛めてるのですが、完成したらどうしても叩いてみたいのが人情。

ちょっとやってみました。
(そして後悔しました。超いてぇ)

試奏

一応後ろの穴の部分にマイクを突き刺して(誤解を招く表現)、前からもコンデンサーマイクで拾って録音。
案外まともな音が鳴ってびっくり。

親父様はこれに味を占めて、二号機を作るらしいです。
「今度は外見にもこだわらないといかんな。ニスもちゃん塗ってから磨いて…なんやらかんやら…」

だから俺、カホン叩いた事ないっての!

(さて、教則本買いに行くか。)

恋心とビートルズ

No Comment 駄日記

こんばんわ、やっちんです。

バンドをやっている人間にはあるまじき事ですが、私ビートルズを知りません。まぁ全く知らないわけでは無いですが、余り聞いておりません。

この間ふと思ったんですよ。
うちのオカンもビートルズのファンだったし、今まで聞く機会など腐るほどあったのに頑に拒否してきたなぁ…と。

そして記憶の糸を辿っていくとありました。原因が。

中学生の時にハイカラな女の子がいたんですよ。
その子をハイカラと呼称している時点ですでに僕が如何にイケてないかわかりますが、中学生の頃って、女の子の方が早く大人の階段を登り始めるじゃないですか。

ちなみに当時の僕は、中学生にも関わらず休み時間にドッジボールをしたり、登校拒否児を迎えに行ったのにその子の家でゲームしてたりと、いかに毛が生えるのが遅かったかが忍ばれますが。

僕の事は言った本人が凹むからまぁ良いとして、そのハイカラな女の子、僕とは人生で殆んど関わり無かったのですが、当時の僕から見て凄く大人びていました。
確か結構な美人だと記憶してますが、その頃良くありがちなウンコみたいなヤンキーと付き合ってケバく堕ちて行くわけでもなく、頭脳明晰、スポーツも出来て才色兼備を地で行くような女の子でした。

ある日の事です。
英語の授業の時に、自分の事を発表するという宿題がありました。

当時はまだ外人の先生がネイティブな発音で教える英語というものに馴染みがなくて、もし発音良く

「アポゥ(apple=りんごg)

とか

「リィフリッジレィタァー(Refrigerator=冷蔵庫)

とか言おうものなら、次の休み時間から村八分間違い無しという、シャイな日本人学生にはただひたすらに辛いものでした。
僕なんかある日の午後の休み時間全部
「おいリィフリッジレィタァー!」
「や~いリィフリッジレィタァー!」

って呼ばれてましたからね。
そして一通りクラスの皆がしょうもない発表を終えた後、その女の子の番になりました。

その時すでにヒアリングそっちのけで英語の辞書で「sex」とか引いて喜んでた可愛そうな僕は、突然耳に飛び込んできた流暢な英語に耳を疑いました。

 

「I like Beatles!」

なんだとう!?
多分英会話でも習いに行ってたのでしょう、その後もいかにビートルズが素敵なものかを英語でよどみなく語ります。

当時僕が昼休みに学校の屋上でご禁制のCDウォークマンを持ち込んで仲間と交代で聞いていたのはB'z「恋心」ですよ。

貴様○唐の回し者か!
(ネタですよ)

きっと中途半端な思春期からの反抗心だったんでしょうね。

何がビートルズだ!
世界で一番有名なバンドだろうがこうなったら意地でも聞いてやらん!
(完全に逆恨み)
パクりで訴えられようが9thブルース(アルバムタイトル)以降は全く聞いてなかろうが、アメリカの国旗模様のホットパンツを着こなす稲葉氏とプライベートで裸に皮ジャンの松本氏は僕にとって憧れだったんです…。

そしてはや十年、なんだかんだでビートルズも聞くように。

しかし今だリンゴ・スターの偉大さが分からない僕に、
うちのバンドのベースM上君が「マジカルミステリーツアー」を貸してくれました。

 

音飛びで聞けませんでした。

(イエローサブマリン音頭)