Moral Hazard!!

ドラマーが音楽やホームページやガラクタを作るよ。

新春大バーゲン

No Comment 駄日記

こんにちわ、我が部屋の隣におわすお犬様の腸の具合が悪い時は、僕の部屋はナチドイツのガス室になります。やっちんです。
(ずっとオナラしてるのね)

では今日は馬鹿は親切に泣くをお届けしましょう。

 

まず、馬鹿を用意します。20代後半の、それも記憶力や注意力が散漫な現代の若者が良いでしょう。

馬鹿は車通勤です。大事なのはパソコン。どこに行くのにも持ち歩きます。

馬鹿は楽器を運搬するので、しょっちゅう荷物を積み替えます。

パソコンはデリケートな機械ですから、荷物積み替えの際に揺れない場所に置くために一旦地面に置きます。

おやおや、馬鹿は楽器を詰め替えたらパソコンのことなど忘れて車を出発させてしまいましたよ!パソコンは駐車場に置いてけぼり!

一時間後、街中で楽器屋をうろついていた馬鹿は気づきます。
「む!パソコンそういえばどうしたっけ…まさか!

馬鹿は慌てて車で駐車場に戻ります。
新年のバーゲンで道はやたらと混んでいます。
馬鹿は「てめぇら馬鹿みたいにバーゲンで並んでるじゃねぇ!」と毒づきます。
馬鹿はお前だ。

「普段から悪い事してない、むしろ積極的に良い事をするよう心がけている、もしいるのなら神よ!願わくば我がパソコン無事でいさせてくれ!」
馬鹿は何か頼む姿勢も高圧的です。

そして何も残ってない駐車場。
頭に浮かんだ数々の宗教の神々を呪いながら、馬鹿は一抹の希望を胸に周りを捜索します。
「またまたぁ~そんなこといって~そこの陰に隠してあるとかそんなオチでしょ?」
だいぶ参っているようです。このままだと犯罪に走りかねません。

そしてしばし後、絶望
あきらめて近くの交番に向かいます。

でも出来るだけ落ち込んでいるのを人に悟られたくない!
交番に入ってテンション高めに警察官を呼びます。
「すんませ~ん!落し物です~!」

テンションの高さが災いしたのか、警察官は
「あ~ありがとうね、何拾った?」
と追い討ちをかけます。まぁ自業自得だけど。
「いえ、落としたほうです。」

そして遺失物届書を書く。


(戦時中の教科書みたいに墨だらけ)

「そんじゃぁ出てきたら警察から電話が来るから。来なかったら出てこなかったってことで!」

と当選者は発送を持って変えさせていただく方式をとられました。

「盗難保険って何か証明書必要ですよね?」

そう、確か保険に入ってたはず。高価なものだもの。
そう伝えると、「受理番号ってのがあるから」と警察官はどこかに電話しだした。

「あの~落し物でパソコンなんですけど~…え!?届いてる!?」

最初から電話かけとかんかい!
(実は多分何度かかけてて繋がらなかったんだろう)
まぁ当然そう思ったんだけど、その時の僕は発見された喜びに胸いっぱい!
隣の交番に届いていると聞いて飛んでいきました。

隣の交番。
「パソコン落としたものです~!」
「はいはい、中身確かめてね~!」
「僕のです~!」
「はいはいじゃあお疲れ様!」
「はいな~!」

 

…。

とまぁそういうわけで、親切な人にパソコンを拾ってもらったわけですよ。
一時は新年早々この年にして改めてグレようと思ってましたが、いい人っているもんですねぇ~!

拾ってくれた人にお礼をしようと名前を聞いたら
「あ~もういらないって!」
と警察官が教えてくれなかったので出来ませんでした。
拾得物の紙からチラッと女の人の名前が見えてたので、ぜひともお礼がしたかったのですが。

(お礼は僕の男体盛りで!)