ロックにボンゴは合わない。
え~アコースティックライブを行うバンドを見たことがあるでしょうか?
バンド形式でアコースティックライブをやる時に一番困るのはドラマー。
ドラムはもともと生楽器なので、音が大きい。
野外でライブをやるときに一番問題なのもドラムの音。
だからアコースティックライブ「も」やるバンドはドラムがお休みか、ドラムが他の楽器を持つことが多いです。
ポップやロックをアコースティックでやる場合に重宝される楽器がカホン。
皆さんも街中で演奏するバンドで、なんか箱を叩いている人を見かけたことがあると思います。あれがカホンです。
で、僕はというと、何故かライブで手にしているのがボンゴ。
「理由は?」
と言われたらもうぼやけてしまいましたが、確か
「ラテンな僕には陽気なビートがピッタリ!皆でサンバしようぜ!」
「色んな交通手段であちこち行くのにカホンはでかい。重い」
そんなところだったと思います。
つか買う金ねぇ。
以前のコーナーで作ったカホンも試作段階なので、本気で作らないといけない。
つうわけで、今はボンゴとタンバリンとシェイカーを使っています。
ボンゴ。
で、ボンゴの何が問題かというと、ボンゴで作れるフレーズがドラムの役割とかけ離れている事と、音が陽気すぎて、曲が愉快なものになりがちであるということ。
すっげぇ泣きのバラードに、ボンゴのラテンっぽい「カーン!」という高音が抜けてしまうと、
「ぷっ!」
って噴き出しそうになってしまう。
これは問題である。
いくら普段の僕が愉快で男前だからといってこれは困る。
だから改造してみた。
今日の材料は、紀伊半島沖で獲れた鮮度のいいスナッピー(太鼓の裏に張る部品)です。
このザラっとした金属音で、ボンゴの高音を汚して、ドラムっぽい音に変えてしまおうと言うわけです。
そしてこれはホームセンターで400円くらいで購入した自転車の鍵かなんか。
これをどう使うんでしょうね?
まずは部品をばらします。
ベッドインした女性の衣服のように慎重に扱います。
後でどっかいった!って困らないように。
そして金属の薄い板を切り取ります。
これをジョイントにして、先ほどのスナッピーと自転車の部品を繋げるのです。
なんか機械で挟む。
火花でバチ!と溶接します。
スナッピーはそのままではサイズが長く、生食に適しませんので、ぶった切ります。
ぶった切ったスナッピーをこれまた自転車の部品と溶接します。
自転車の部品と、金属の板と、スナッピーを繋ぎ合わせた状態。
上にあるのが切り取ったスナッピーのあまり部分です。
これをネジなどを使ってボンゴに取り付けます。
途中間違った場所に穴を開けてしまって、開いてしまった穴に割り箸を突っ込んで穴埋めしたのは秘密。
さて、無事に取り付けが完了したら(写真は取り付け前ですが)早速音を鳴らしてみましょう。
先ほどの自転車の部品で、スナッピーは着脱式になっております。
すなわち、ボタンを押したらスナッピーはボンゴにくっついて
「ジャッ!」
という音が加わります。そして押し付けられる分若干ミュート(消音)されます。
ボンゴの高音の問題点
「ボリュームがでかい」
「音が綺麗に抜けすぎる」
を一気に解決できるはず!
音番号1 ノーマル状態のボンゴ。
(スナッピー無し。ポップス用にチューニングをかなり低めにしております)
音番号2 スナッピーを付けた状態のボンゴ。
(高音に汚しが入ってボリュームが下がりました。)
音番号3 改造ボンゴで8ビートっぽく叩く。
どんな感じでしょうか?
高音部分が、叩く部分と強さによってスナッピーの効き具合が変わって面白いものになりました。
今まで全力で叩くと高音が抜けすぎて苦情殺到だったのですが、これならいけるんじゃないかと。
そして調子に乗って叩きまくってて今右手中指が非常に痛いです。
というわけで高音はかなりいい感じになったので、次は低音部分にウーファーでも取り付けてみようと思います。
(もはや生楽器じゃなくなるだろ)
こんばんわ、武士は食わねど肩ロース、というわけで、毎日贅沢をして冬には死んでしまおうかと考えております。やっちんです。
ライブに来てくれた皆さんありがとうございました。
なんか新曲とか披露してたみたいですけど、大丈夫でしたかね?
僕個人的には半そで半ズボンにビーチサンダルというえTUBEもびっくりのサマースタイルがあまりにも不評で、ライブ後は笑ってましたが、楽屋で泣いてました。
もう生足見せてやんねぇし。
あと、ライブ前にちょっと時間を潰そうと、近所に住むある男の家に電話を掛けたら、
僕「あ、ちょっとの間時間潰させてk」
男「今ビリー中やから。」
と電話切られました。
あんなん本当にやってる奴いるんですね。
かまわず乗り込んでいったら、パンツ一丁で汗だくになりながらビリーと踊ってました。
僕はビリーに「手を抜くな!」と怒られている男の横で、パソコンのメンテナンスをしておりました。
「足を下げるな!…太ももに効くだろう?」
とビデオのビリーに怒鳴られて隣の僕もビクン!となりながらのメンテ、とてもシュールな光景でした。
(夏!まっさかり!俺もサカってるぜ!)