こんばんわ、ライブが近づいてきたらジンマシンがまた出だしました。
ライブ、したくないのか?
やっちんです。
全然そんなことないですYO!
みんなが僕をちやほやしてくれる限り、浮かれドラム叩き続けますよ!
ほらチヤホヤしれ!すれ!
ちなみにチヤとは血屋、昔の屠殺業に使われる家屋を指し、ホヤというのは放火されて廃屋になった小屋の事を指します。
この二つのことから、チヤホヤとは放っておけないから火病のようにもてはやせという意味です。
全部うっそでーす!
もうじんましんが痒くて全然寝られそうも無いので、ビリーズブートキャンプ全盛の時代にあえて布団の上で金魚体操してやる!みとけ!
(こんなん買うやつ絶対嫁に欲しくない)
早朝にスラムの黒人達に囲まれ自己紹介させられるという恐ろしい夢にうなされたせいで、正規の起床時間に全然起きられなくて、布団で
「眠い~全然起きられない~そうだ!俺はバッタだ!強靭な後ろ足でもって布団を跳ね上げ、元気に飛び起きるのだっ・・・!」
とか言いながら飛び起きたところ、本棚に足をしこたまぶつけて数分間もんどりうっては怒りのやり場に困っておりました。
ぶつける場所と相手を募集中。やっちんです。
まぁそんなわけで9月ですね。
秋と言えば、欲の秋。
様々な欲望に駆られてお前らはシャバダバしたらいいんじゃないでしょうか?
食欲なり、支配欲なり、財欲、性欲、名誉欲、睡眠欲。
僕ぐらいになるともう全部ですけどね。全部いっちゃう。
ひざまづく奴隷の上に腰掛け飯を食いながら貯金箱ぶっ壊して議員バッジを地肌に刺して快感を得ながら寝る。
この秋は、忙しくなりそうだぜ!
(メダカが死んだらしい・・・悲しい。)
自宅(自営業なので自社)音楽スタジオ作りました。
というわけで、やっちん自主制作スタジオ、その名も・・・
まだ決まってません。
つか自慢げに名前付けるの恥ずかしいから仮に
「神戸は日が沈む西の果て伊川明石川の混じるところ、川の清きもにごりも飲み干して今ではこんなに大きくなりました、思い立った日はいつのことやら快晴風 雨豪雪地震あらゆるものがいまや自分の大事な糧、こんな未熟な僕ですが支えてくれる仲間とともにいつか見てやる一番星スタジオ」
としておきます。
そのスタジオを作ろうと思い立ったのは2006年の6月頃。
「好きなだけドラムが叩ける場所が欲しいなぁ~…」
と一人ごちていたところ、
「作れ。」
と親父が一言。
ドラマーにとって何が一番問題になるってやっぱり練習スペース。
ギタリストはギターを、ベーシストはベースを、キーボーディストはキーボードをおのおの部屋に持ち込んで練習することができます。
が、ドラマーはそうはいかない。
ドラムというのは一つの楽器ではなく、「ドラムセット」という打楽器の集合体。
とある両乳首にピアスを開けた某外人ドラマーが
「僕はドラマーではなくドラムセットプレイヤーだ」
といい、
「アメリカではスネアが課題となったらスネアを持って部屋にこもり、その練習ばかりしていた」(うろ覚え)
のようなことを言っていた。
日本の住宅事情でドラムなんて家で鳴らそうものなら、間違いなく追い出される。
ピアノですら殺人事件に発展しているのに、僕はまだお星様になりたくない。
ちなみに、普通ドラマーがドラムセットで練習するときは、リハーサルスタジオを個人でレンタルする。
これが馬鹿にならない値段で、神戸では1時間500円~、東京では700円を越えるところもざら。
つまり週3回2時間づつ練習しようと思ったら、それだけで3000円。スティックが折れたりすることで月に1万円以上はかかる。
あれ?意外と安い?
んなことない、人にレッスンを受けるにはもっとかかるし、機材をそろえたりライブ活動をしたり、とにかくお金がかかる音楽活動では、この出費は親指の爪の間に竹串を刺されるような痛さだ。
ちなみに僕は左利きなので、個人練習のときはまずドラムセットを左利きに変えることから始める。
楽器を鏡張りに全部ひっくり返すのに、時間はかかるわ楽器は壊すわ怪我をするわ、とにかく手間がかかる。
結果、ひとより長時間スタジオを借りないといけない。
これがスタジオを作ろうと思った一番の理由だ。
だからよっぽど変わり者で無い限り、ドラムを左利きで叩くのはお勧めしない。
(本番前リハーサルで楽器移動時に怪我するのもしょっちゅう。動かすから機材トラブルも2倍。)
話がだいぶそれました。
さて、「作れ」と言われてもどうしたものか。
まず必要なのはドラムを叩くためのスペース、そして防音設備。
親父様に真意を伺ってみたところ、
「会社の二階の倉庫を使え。」
とのこと。
実は僕の家は自営業で、工場の二階が倉庫になっている。
まずそこに足を踏み入れることはないのだが、確かにそこならかなりの広さがある。
何より回りを気にせずドラムを叩けるという魅力に取り付かれた僕は早速倉庫を見てみる。
無理。
10年以上放置された機械類、今ではかなりビンテージ。ありえない重さ大きさの鉄の塊にダンボールが所狭しとおいてあり、そこに乱舞するホコリの量たるやもはや
「劣悪な環境条件下で働かされる某国児童を救え!」
キャンペーンに出てくる悲惨な労働環境そのもの!
しかも季節は梅雨!
この時期にはもう40度を越えるいわゆる「屋根裏」での清掃作業は地獄絵図。
基本スタイルが防塵マスクに手袋、シャツやカーゴパンツ(ユニクロでそろえた)が毎日ドロドロ、汗だくでメガネは曇りずりおちるけどホコリの量が多すぎてコンタクト出来ない、グラスファイバーが身体についたらそれこそ痒くて寝られない。
みんながウキウキ彼女と彼氏とセフレと友達という名の都合よい存在と合コンで海で飲み会でデートでカラオケで花火大会で盛り上がっていたこの年の夏、僕は屋根裏倉庫で一人、泥まみれになって過ごしたチクショー!。
(恨み節)
そして7月、
8月、
9月。
この夏の友達は
・あらゆるごみホコリを吸ってくれる 集塵フィルター付き掃除機
・重量物を持つときには必需品 ゴム付き手袋
・機械をバラす時間が大幅削減 電動ドライバー
・2トンまで持ち上げられるクレーン
・耳掃除からお風呂で洗いっこまでしてくれる脳内彼女
など、沢山友達が出来ました。
夏を女の子と楽しく過ごしてきたお前ら(誰だよ)なんかに絶対負けねぇ!(思い出し怒り)
そして9月某日、半端なくでかかったり重かったり鉄の塊だったりする機械たちを鉄くず屋に売り払う。
まずばらせるものは(技術的にそして法的に)全部バラす!(まだ腕細い)
どっから集めてきたものか分からないが、とにかく山ほどある鉄クズを(時には機械を)外に出す。
犬が出てきて手伝うと言って聞かないため、犬小屋に閉じ込める。
あまりにもすさまじい量だったため、近所の農家の人にフォークリフトでトラックに積み込んでもらう。
ありがとうございました。
ちなみに総重量は2トン弱。曙が215kgだから、え~っと曙10人分の機械が運ばれていった。
なんかその倉庫にあった、昔の漫画の悪の司令室にありそうな穴あき紙が出てくる機械。
8インチのフロッピーディスクなんて今の若い子は知らないと思うけど、昔のPC。
そうして9月の終わりごろ、いよいよスタジオを作る準備が整った。