こんばんわ、男二人で
こんな格好で幼女を追い回しておりました。やっちん(他一名)です。
まぁのっけから全世界の信用を台無しにしたところで、現代社会の危険性を風刺したとか適当な言い訳に終始しようと思います。
写真の彼が持っているのはZOOMのH4。
現在インディーズミュージシャンに大人気のステレオSDメモリレコーダーだ。
簡単に言えば、音が録音できる。
ライブの時リハーサルを録音して本番に役立てるバンドもいたり、写真の彼のように幼女を追い掛け回すのに使ったり、うちみたいに母親がジャズボーカルレッスンを録音して練習に役立てたり、用途は色々だ。ボディがプラッチックでチャチな以外は音もいいし安い。お勧め。
(まぁこれほどの商品でボディも頑丈だったら多分メラミン入ってるわな)
ここまで書いたからZOOMさんは僕に何か下さい。
まぁ写真の彼(ガチでロリコン)の名誉のために言っておくと、環境音を録音しようとしてたんですよ。
試しに公園の音を録音してみる。
キャッキャッと遊ぶ子供達、周りを走る車、遠くのチャイム、そんなものを録音するために、公園の茂みにH4を置いて離れ、しばし歓談。
隣のベンチでは小学生が遊戯王カードで遊んでいて、
「デュエル!」
と突然叫びだし(カードゲーム開始の合図らしい)、戦っていた。
数分経った頃、小学3年生くらいの二人組み男女が茂みに隠したH4を発見。
暫く興味深げに見ていた後、こっちにやってきた。
「あれ何~?」
女の子に聞かれて、
僕「アレはね、この公園の色んな音を録音する機械だよ。決して爆弾じゃないから大丈夫だけど、触らないでね?」
と答えると、人懐っこく笑いながら
「そんなの分かってますよぉ~!」
男の子と遊びに戻っていった。
一瞬で娘が欲しくなった僕はおそらく正常だろう。
しかしこの可愛らしい男の子女の子は、数年後には茶髪に毛玉だらけのスウェット上下に身を包み、盗んだチャリンコをカマキリハンドルに改造して走り出すのだ、15の夜を。
現に公園の外では、まさにそんなクソガキが警察に盗難チャリ尋問を受けていた。
出来れば彼女らはまっとうに育って欲しい。切なる願いだ。
そして環境音の録音も終了し、スタジオに帰ってギター弾き語りとMix、CD-Rに焼く。
帰りの車でその楽曲を聴きながら
「いいじゃない!ほのぼのしてて!」
「いい感じになりましたね!」
「ブランコの音が絶品だな!」
などと盛り上がっていたら、間奏中にいきなり
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
と絶叫が!
レベッカのCDに入ってた「…せんぱ~い…」ってレベルじゃねぇぞ!
危うくハンドルを切りそうになる。
あのクソガキども…!やりやがったな!
やはり、娘は、いらない。
(うまいこと間奏に入ったりするもんで)