Moral Hazard!!

ドラマーが音楽やホームページやガラクタを作るよ。

カウベル修理

No Comment 駄日記,

こんにちは、最近はアイドルの方々と一緒にライブイベントをやらせて頂くことが多く、身内(ベース)がガチアイドルファンであることから、アイドルファンのマナーや生態など、今まで触れることのなかった部分に触れられて非常に新鮮です。
やっちんです。

SNSなどでアイドルオタクの迷惑行為みたいなものが炎上しているのを見かける事が多いですが、
やっぱりアイドルファンの方々も礼儀正しかったり面白かったり、きちんとしている方々が大半ですね。
昨日のハッピーハンバーグフェスもとても楽しかったです。
次は仮面女子さんとの神戸太陽と虎ライブでしょうか。
僕はスピードラブ目当てです。先日の仮面女子さんとのコラボは非常に尊かったですね。
(使い方合ってるでしょうか)

(Photo By Ohana)

さて、最近機材にガタが来ているのでメンテナンス。

スネアを磨いたりヘッド(皮)やキャリーバッグを注文したり、イヤモニ機材周りを整理したり。

なかでも大事なのがカウベル。
あんまりバンド界隈でカウベルを使っているバンドは見かけませんが、ワタナベフラワーのサウンドを支えるのはカウベルと言っても過言です。
(でもそこそこ大事です。)

サポートを引き受けた6年前に支給?されたカウベルは最初から割れているのですが、ミュージシャンというのは面倒くさいもので
「割れてるからサスティン(残響)が短くて中低音が強調されててバンドサウンドに合ってる」
とか面倒くさい事を言い出すんですよ。
いや僕なんですけど。

で、使っているうちに当たり前に割れ目は広がってくるし、でも新しいカウベル買うにも実物叩いてみないとカウベルなんて音分からないし…。
あてずっぽうに通販でカウベル買ったら軒並み外れて、当社にはすでに5つのカウベルが眠ってます。
そろそろ気づけよ。

いやカウベルって意外に安くて、1個2500円くらいなんですよ。
という事はアイドルとチェキを取るときにお目当てのアイドルソロとメンバー二人プラスそして自分でそれくらいの値段ですかね?
完全に最近仕入れた無駄知識ですが。で、

「いやもう持ってるし…買うけど。」

となるわけじゃないですか。
そうして部屋に使わないカウベルがたまってくるわけです。
「こんなもんどうすんねん、あんたが死んだらただのゴミよ!」
収集家は誰もがおかんにこう言われたことがあると思います。でも負けるなよ。
僕は親父のガラクタは容赦なく捨てますけど。

さて、カウベルです。

昨日心斎橋にて

「これと同じカウベルありませんかー?」
と楽器屋を徘徊。

「そのメーカー(TAMA)のカウベルは全部廃版になりました」

という悲しいお知らせを頂き、悲しいけれど似た音をしたカウベルをもう一個買って帰りました。
6個目です。

仕方がないので今のカウベルも何とか修理して使うことにします。

ワタナベフラワー カウベル修理

黒いガムテープで巻かれまくったガムテープ。
歴戦の猛者です。

ワタナベフラワー カウベル修理

裏には神戸の昔のインディーズバンドの名前と「2006年神戸スタークラブ」の名前が。
何年ものやねん。この年生まれた子はもう中学生やで。

ワタナベフラワー カウベル修理

こってこてのガムテープを剥がしたら、その下からこってこての白ガムテープが。
何このスカートの下にアンスコ履いてますみたいなイラつき。

ワタナベフラワー カウベル修理

アセトンをしみ込ませては粘つく元ガムテープ、現ねちゃっとした何か、をこそぎ取ります。

ワタナベフラワー カウベル修理

手ぇケガしたら大変。
アセトンでどこぞのバンドのシールも剥げました。

「親父~溶接お願い!」

見た目以上に広がっていた割れ目をパパに溶接してもらいます。
親父はまたなんか音響グッズを買って工場の入り口に散らかしていましたが、そこは目をつぶります。

ワタナベフラワー カウベル修理

なんかすごくインダストリアルなカウベルに仕上がりました。

割れ目が直ることで、もともと殺されていた高音のサスティンがよみがえってしまって邪魔だったので、

薄い鉛のプレートを貼ります。
これで元の音に近いデッドでアンニュイでメランコリックな音になりました。

それでは、また。