こんばんは、最近左利きである事で不便を感じる事が多くなってきたので、矯正する事にしました。
キャッチボールで。
やっちんです。
もともと我が家はあまり野球が好きではなく、スポーツ観戦などは家のテレビではまず流れませんでした。
しかし聡明でスポーツ万能な私は、なんでもやらせたら出来てしまう神童っぷりを見せつけておりました。
ええ、話半分で聞いてもらって結構です。
しかし小学校3年くらいの頃、学校の体育の授業で野球をやる事になり、先生が体育用具室から大きな箱を持ってきました。
好奇心旺盛な子供たちが中を覗くと、大量の野球グローブが!
みんな狂喜乱舞してグローブを手にグラウンドに駆け出し、キャッチボールを始めたのですが、僕はグローブを手にできませんでした。
全部右利き用のグローブだったから・・・。
最後まで箱の中を探すも、残されたグローブ(ボロボロ)も全部右利きだったため、その日の野球の授業は僕だけ素手だった事を覚えています。
憎い・・・。
クラスに一人しかいなかった左利きにグローブを用意しなかった学校が憎い・・・!
素手で授業に参加させた教師が憎い・・・!
笑顔でキャッチボールをしていたクラスメイトが憎い・・・!
駅の自動改札ですら右利き用に作られているこの社会が、世界が憎い!
この悲しい出来事が一人の少年を修羅に変えました。
神戸から野球を愛する心が、消えたのです・・・。
さて前置きが長かったですけれども、その少年は20年以上経ってから右利きのグローブを手にしてキャッチボール始めました。
左なら速球を投げられるのですが、右だともれなくオカマスタイルになり、人を笑わせ自分でも笑える、その痴態に快感を覚えたのです。
彼はようやく野球を愛する事が出来るようになりました。
オライー!マイボッ!マイボッ!
(後逸)