下町…
なんて甘美な響きだろうか。
都会神戸の山の手に住んでいるセレブのワタクシには縁遠い世界…。
(参考資料…山の手)
まぁ僕のばあちゃんが住んでた神戸新開地ってところも結構下町なんですが、せっかく東京に来たことだし、今回は「こち亀」の舞台として取り上げられる、東京の下町を見物してきました。
「もんじゃ焼きって本当に(自主規制)みたいなんだろうか?」
あいにくワタクシ関西人なもんですから、もんじゃ焼きというものを見たことがありません。
よく漫画でネタにされる素材ですから、一度は見ておきたいと思っておりました。
そしてもんじゃ焼きを食べるためだけに本場?月島へ。
某SNSコミュニティで一番名前が挙がっていた店、「もん吉」へ。
ロールプレイングゲームで洞窟に入る時は、入念に回復アイテムをそろえていくタイプです。
写真は路面店ですが、行った時間に閉まってたので裏路地にある本店へ。
まぁお好み焼きみたいな感じでしょ?
僕は料理はしないタイプの漢なので、店員さんに焼いてもらう。
というか、何もいわなくても焼いてくれた。
多分料理できないオーラが出ていたんだろう。
そもそも僕がなぜ料理をしないかというと、以前日記でも書いたが、料理を身に着けたくて親に
「料理を教えてくれ!」
と言ったところ、いきなり初心者に
「イカフライ(油がはねまくって超危険)」
を用意しやがって、油が跳ねまくる鍋に対して必死で蓋を盾にし、戦ってたという忌まわしき記憶があるからに他ならないのですが、建前上は
「完璧すぎる男はもてないから、女子に料理の腕前を振るう機会を与える」
ということになっております。あしからず。
なんかお好み焼きのタネみたいなのをずっとコテでカチャカチャカチャカチャやってるなぁ~…と思ってたら
「出来ました~」
え~!?これで完成!?
とベタな関西人を演じておく。
実はこういう食べ物だってことはすでにこち亀で調査済みだ。
でもやっぱりこの「見てくれの完成度」はカルチャーショックだった。
「もんじゃ焼きはもともとおやつなんだよ!」
もんじゃ焼きをからかうと大体帰って来る返事がこれだ。
しかし食べた後のおこげみたいなの(上の写真)を食べて納得。
あ~これはおやつだ。
これだけ袋に詰めて原っぱに遊びに行きたい感じ。
下町ってのはやっぱり和む。
これは人が一人入って終わり!くらいの大きさの交番。
昭和から全く進化していない駄菓子屋に感動。
中もすげぇレトロゲームとか、あやしい素材のお菓子がいっぱい。
「こち亀」では、こういった駄菓子屋さんでもんじゃ焼きを食べるシーンがあるが、まさにそれ!といえるシチュエーションに遭遇した。
(表のゲーム機で遊んでた中学生が店内に入る)
中学生「おじい~!」(店主のおじいさんを呼ぶ)
おじい「はいはい」(納豆のパックみたいなのに入ったもんじゃ焼き?を渡す」)
中学生「…なんだよこれ~!」(パックの中にタレの袋が混入していたらしい)
おじい「…ごめんなぁ~」
(中学生、もんじゃ焼き?を持ってゲーム機のところへ戻る)
まさに昭和。
この模様を動画で伝えられないのが非常に残念だが、こち亀で見たシーンがそのまま平成のこの時代によみがえってたのに感動した。
ただ、空になっても山積みの駄菓子の箱と、賞味期限が凄く心配な霜付アイスクリーム、店主が防毒マスクみたいなのをずっと被っているのを見て、衛生面だけ心配になった。
ちなみに僕は何も買わなかった。
僕が小学校の頃に流行ってたじゃんけんマシーン(正式名称不明)がまだあった。
「じゃ~んけ~ん ぽん! ズコー!」
(勝った時は「ズコー」が「フィーバー!」に変わる)
ノスタルジーに浸れたが、隣に
張り紙「メダル一枚で10円のお菓子と交換します」
ひ…非公認ギャンブル!?
下町は…いいですねぇ~。
(次はどこにいこうかしら)