Moral Hazard!!

ドラマーが音楽やホームページやガラクタを作るよ。

ミニドラムキットバスドラ実用改造編

No Comment DIY,Music

※このコーナーには僕は指先くらいしか出演しておりません。親父オンステージ。

はいはい、改めまして新年明けましておめでとうございます。
今年も皆様に沢山の幸せと失笑をお届けできたら…と、面だしされているコンビニの消費期限が迫っている商品を、陳列棚の奥のほうに戻しながら思っております。

さて、以前ミニドラムキットを作った事をお伝えしました。
そしてそのキットは、川崎でアコースティックライブをやった際に使用しました。

そして年は明けて親父の会社へ。

「パパー!ミニバスドラム(足で踏む太鼓)(ヘッドと言います)に穴を開けたいんだ!!」

「よ~し!パパ頑張っちゃうぞ~!」

こんな会話は全くされてませんが、要はワタクシ、太鼓に張っている皮に円形の穴が開けたかったのです。

というのも、このミニバスドラム、口径が小さい上に穴が開いていないので叩いた分モロに跳ね返ってくるので、ちょい踏みづらい。
普段ライブなんかでドラムを見たことがある方は分かるかもしれませんが、ドラムキットのバスドラムには穴が開いてあることが多いです。
それも音作りでケースバイケースなんですけどね。
今回はミニバスドラムの真ん中に10センチ大の穴を開けてみる事にしました。

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(赤いしるしのところに風穴を!)

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まずは中心に穴を開けるために定規を巧みに使って円の真ん中を割り出し、しるしを付けます。

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これはサークルカッター。その名の通り、コンパスつきでまん丸に切れます。

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綺麗に皮に穴が開きました。

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さらに少し毛羽立ったところに紙やすりをかけて、太鼓を叩いた時にビビって破れないように磨きをかけます。
いい仕事してますね~!

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完成。見た目にもドラムっぽさを増しましたね。

そして前回全開で踏みまくった時感じた不満、
「この足ちゃちくて演奏の時にブレちゃうんだ、助けてドラえも~ん!」
を口にしたところ、

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マッハで計測に入る親父。このとき1月3日。
これが俺たちなりの正月!

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そして足を補強するための金属を選びます。
姉歯元建築士の二の舞を踏まないように質実剛健、ステンレスを使う事になりました。

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周りの住民のおとそ気分をぶっ飛ばせ!とばかりに闇夜に散る火花。
外は零下なのでレンズも曇ります。

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中央の棒が今回の商品です。

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フライス(機械)で穴を開けます。

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旋盤(機械)を使い、無駄な部分を削ってシェイプアップします。
剛性を残しながら軽量化。

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綺麗に切るために刃と棒の間に切削油を流します。

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上から見たらこんなかんじ。
こうしている間にも、削られて熱を持った鉄くずがバンバン飛んできます。
親父のフリース、当たって溶け出す。

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回転させたままヤスリをかけて、表面をきれいにします。

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最後にバリを取ります。

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こ…これだ!
完璧なフォルムで足元を支え、これで叩けなかったらお前が下手だからだ!とばかりに輝く自作パーツ。(正確には親父Madeパーツ)

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これで組み立ててミニキット!完成だ!