Moral Hazard!!

ドラマーが音楽やホームページやガラクタを作るよ。

親日国家台湾ライブハウス事情視察 その1

No Comment 旅行記,過去ログ

モラルハザード写真集第二弾、「台湾に変態」が今月末発売になります。
全国の書店でお取り寄せいただければ、「何言ってんだこのガイキチ?」という目で警察を呼ばれること請け合い!
表紙は外人から見た日本人のイメージ、「メガネ」「カメラ」「出っ歯」という日本人の三種の神器を装備したやっちんが目印です!


前作写真集「中途半端に本気」も好評発売中!
あわせてどうぞ!

つうわけで家族旅行とも社員旅行とも(新婚旅行とも)つかないよく分からない理由で、台湾に行ってきました。

日本を出るのは実に10年ぶり。
以前行ったのもバリにシンガポール(マレーシア)なので、いまだ生まれてからアジアを出たことがありません。

2泊3日のツアーだったのでガイドさんがいたんですが、

ガイド「日本半年住んでマシター。神戸いい街ね、新開地で造船してたー」

新開地!(この辺見たらめちゃ面白いですよ)それ不法就労じゃないでしょうね!?

 

ホテルの宿に着いて早速テーブルにあるお菓子に目をやったら

「神戸ゴンチャロフ」

外国に来た気がしねー!

 

まぁ元から親日国家とは聞いていましたが、すげぇ日本っぷり。

どこの店員さんも

「日本人ですカー?」

などとにこやかに声をかけてきてくれる。
凄く居心地がいいし、みんな親切。
街中にも日本語がやまもり。

みんな台湾と全力で仲良くしたらいいと思うよ。

ちなみに台北にはモスバーガーとファミリーマートが異常に多い。
ファミリーマートでは日本の商品も沢山置いてあり、「おでん」も「関東煮」として売ってる。
関東炊き(かんとだき)って言葉は僕の母がよく使いますが、僕の世代ではあまり知らない人が多い。
ルーツなどを知りたい人はこちら

僕はてっきり関東軍の事かと思ってたんですけどね。

 

台湾に着いた初日がフリーだったものですから、世界一の超高層建造物、台北101に行ってみました。
写真にある手前のビルとは凄く離れているんですが、台北101の方がぶっちぎりに高いです。

カッコいい形なのでもっと近づいて写真を撮ろうとすると、

 

「1 ハート 1」

の電飾が!

ダッサー!台無し!

どうやらバレンタインデー特別電飾らしいです。
そういや、今月バレンタインデーなんですね…。
すっかり忘れてました。

さっきリンクした台北101の「新年カウントダウン」の写真がめちゃおもろい。
無茶しすぎだろ。これ。

 

夜景。
真ん中のビルがさっき手前に写っていたビル。

早く降りて晩御飯を食べたそうな母達をよそに写真をとりまくる。

ちなみに台北101の名前の由来は、分速1010mで上昇するエレベーターから来ているそうです。
エレベーター内で美人の台湾人エレベーターガールに日本語で説明を受けながら

「ふん、何が世界一だ、俺様は普段海抜420mの場所に住んでいるんだ。
こんなところ耳抜きしないでこの気圧差(急に高さが変わるから耳抜きをしないと耳がキーンってなるからね)を攻略してやるぜ!」

とか思って、エレベーターが382mから地上に降りるまで耳抜きしないで踏ん張ってたところ、

目ん玉が飛び出しそうになった。

ちょ、この耳が膨れて目ン玉が飛び出しそうで頭が痛い感覚、これはもしかして
「北斗の拳」
ひでぶとかあべしとか言って頭が飛び散る人たちの症状じゃないですか!?

そしてこの後台湾にいる間中、頭痛に悩まされることになります。
よい子は絶対まねしちゃ駄目だぞ!

ちなみにエレベータのいた案内する女の人が異常な美人でして。
前の日本人若者4人が騒ぐほどとんでもない美人でした。

つうかね、台湾の美人はもんのすごい美人。
うちのじいちゃんが台湾好きだった理由が分かった。

でもそんな美人を前にしても経絡秘孔を突かれた痛みは全然取れず、
「帰りの飛行機で頭が破裂したらどうしよう、みんなに迷惑がかかるなぁ~」
とか、台湾美人の顔を見ながらボケーッと考えてた。

 

 

で、晩飯。

どうせ二日目三日目で屋台や台湾グルメに行くのは分かりきっているので、101地下のフードコートに行きました。
つまり中流階級の現地人が普通に食べてる場所ですね。

まぁ色々怪しい食べ物がたくさんあるんですけど、その中でも僕の心が惹かれた

「今日も明日もなべが好き」

この怪しさ満点のフォントが秀逸な鍋物屋さん?に決めました。

なんか一人鍋っぽいんですが、「カレー鍋」とかよく分からないものの中で唯一読めた日本語
「和風鍋」「水餃子」
を身振り手振りで注文。

この微妙な表情が味を物語っております。

水餃子はまぁ普通に日本でも出てきそうな味でしたが、鍋が想像通り秀逸。

和風だし?ともなんともつかない鍋から出てきたのは、

トマト。

煮トマト。芯のまま輪切りになったとうもろこし。

こ…これは今の僕のレベルではクリアできない!と対面を見ると、

オカンや社員さんが頼んだラーメンの中にも煮トマト、極太輪切りのにんにく。

ラーメン太郎にもトマトラーメンありますけど、そうじゃなくて純粋にトッピングとして入ってるトマト、トマト、トマトの山。

一応ほとんど食べました。

その後トイレに行ったんですけど、

 

おかしいところ分かります?

 

ここ、ここ。

この隅っこの人、どうやって用を足すんですか?
斜めから長距離射撃?
隣に人がいたら尻をぶつけ合うんですかね?

なんでも詰め込んだら良いってわけじゃないでしょう…。
それとも台湾の人はギリギリになってトイレに駆け込む事故が多いのでしょうか?

 

そして夜の街を茶芸店を探してウロウロ。

秘密の花園。

こちらではチェーン店なんでしょうかね?
期待したものではなく、普通の服屋さんでした。

 

そして台湾といえば僕のバイブル「ギャラリーフェイク」でもおなじみの台湾茶芸のお店へ。

ギャラリーフェイク (21)
細野 不二彦
4091861814 

私どもミーハーなもので、オセロがCMしてた回留というお店へ。
勝手にJCBにLink貼ってるけど、JCBの旅行で行ったし大丈夫かな。

 

お洒落だし店員さんも丁寧だし、素敵な場所でしたよ。

一杯目は店員さんが(日本語通じる)やるのを真似て、お茶を入れます。

で、ティータイムに甘いものが欲しくなるのは僕だけじゃないと思いますが、メニューが分からない。

一応英語でも書いているんですけど、メニューに

「チーズなんとかかんとか」

egg plantなんとかかんとか」

って書いてあるんですよ。

チーズなんとかは、チーズケーキかな~?と思ったら、ポンデケーニョみたいなのが出てきて一敗。

ここで英会話を習っているオカン様の出番ですよ。

「eggはタマゴ、 plantは工場やから~…工場でタマゴ…プリンちゃうか!?

出てきました

英語って難しいですね。
単語での意味はあってたと思うんですけど、推測ですけどオカンが出した結論は
「plant とプリンと語感が似てるから」
だと思うんですよ。

うん、それは僕だ。

結果店には甘いものを当てられませんでした…。

というかなんであそこで誰も携帯の辞書を調べようと思わなかったんでしょう。
携帯といえば、ドコモの最新携帯はそのまま海外に持ち出しても使えました。
メールも、ネットも普通に使えますし、液晶には現地時刻と日本の時刻が表示される丁寧っプリ。
一日ごとになんでか時間ずれていきましたけど。
台湾にいたあいだ、メールは1件しか入ってきませんでしたけど。
電話にいたっては、かかってきませんでしたけど。

負けない。

 

そして台湾のライブハウス河岸留言へ。

なんか基本台湾は夜が遅いみたいで、ライブも8時とか9時半からスタートが基本。
タクシーも安いので夜遊びしやすいんですね。
屋台も夜11時ごろから閉店準備が始まります。

このライブハウスは日替わりでロックとジャズとをやっているみたいなんですが、
僕が入った時にはなんか、僕の弟そっくりな人が、押尾コータローみたいなのをやってた。
ギターをピンコピンコ弾いてた。

これがなかなかうまい。
ライブハウスが大学などの密集地近くにあるからか、音楽の専門学校生みたいなのばっかり(想像)で、みんな上手かった。

台湾っていうとなんかアイドルとかそんなイメージだったけど、そんなことない。
二つ目のバンドも

鍵盤(キーボードとピアノ)とギター、ベース、パーカッションのインストバンドで、少なくとも僕よりはパーカッション上手でした。(僕は素人です)
スネアのヘッドだけ使ってミュージックソーみたいなのをやってて感心した。

 

ライブハウスも良い雰囲気で、日本より明るい。
飲み物もフルーツティーとかちゃんと作ってる。
(ただし使ってないだろうけど生水が危ないので、ほどほどにしておいた)

音響設備はステージ真横で、PAがステージを通って出入りしまくりなのが面白く、機材はmapexとかpeavyの安物だったけど、まぁ神戸の某ジャズライブハウスとかもっとひどかったし、かなり楽しめた。

とはいえ、次の日7時起きでお目当ての故宮博物館見物だから、ライブもそこそこに切り上げて帰ることに。

 

アンケートの職業欄にびっくり。

こちらの人は「日本統治時代」という言葉をよく使う。
この辺掘り下げたいところですけど、こうやって実名バリバリのサイトで掲載すると何かともめがちなので、今回はやめときます。

色んなところで日本の影響が見られるのは興味深いですね。

とにかく台湾は日本人を歓迎してくれて、この旅で不快な思いをしたことは一度もありませんでした。

あと、ビビアン・スーには遭遇しませんでした。