お金がかかる、手間がかかる、時間がかかる。
パソコンは・・・女だ!
こんにちは、どうせなら俺好みの女に仕上げてやるぜ・・・へへへやっちんです。
先日ウイルスにやられて以来まともに起動しなかったPCですが、
「電源は入るけど、少し経つとブツン!と電源が落ちる」
というこの症状、どこかで覚えがあるな・・・と一応分解してみると、CPU(パソコンの脳みそ)のクーラー(CPUを冷やす装置。)を固定する爪が折れていた。
この爪が折れていると、CPUが出す熱をヒートシンク(アルミの放熱板)から廃熱出来なくなり、熱暴走を起こす。
つまり、うまく汗がかけずに体温調節が出来なくなっている時に風邪を引いてアンチウイルスソフトが必死に頑張りだしたので、脳の血管が切れた。
という状態。
折れた爪の部品は「リテンション」と呼ばれる部品。
パソコン自体は結構古いASUSのマザーボード「P4P800-E Deluxe」で、これに対応したソケット478マザーボード用リテンションを探すと、ネットで500円くらいで売っていた。
しかし古いものなので在庫が少なく、郵送料と代引き手数料を合わせると2000円弱と、非常に馬鹿馬鹿しい値段になるので、近所の「パソコン工房」に電話で問い合わせると
「一個だけあります。」
との事。
これを交換すれば直るかも!
治るものは治したい、使えるものは使いたい。
せっかくなので部品を買いに走り、修理することに。
まずPCを殺(バラ)す。
マザーボード(基盤)についているインテル純正のリテンション、4つの爪でCPUクーラーを固定するのだが、そのうち3個が壊れている。
ASUSに限った事ではないが、この辺はほんとにチャチな作りで、今仕事で使っているPCはE8400と割と最近のCPUを使っているのだが、これもASUSのマザーボードに取り付けるときに、基盤が歪むほど押し付けないと付かない。基盤が歪むと、色んな機器を認識しないなどの不具合が現れる。
CPUの冷やし方は、ほとんどが冷たい金属を押し付けて熱を吸い取り、それを扇風機で冷やすという昔ながらのやり方だ。
他には水冷などもあるが、水が漏れたらえらいことになるのでイマイチ。
究極は液体窒素だが、これはキチ○イ領域。
さて、折れたリテンション。
交換用のリテンション。
説明書きに
「純正品を壊してしまった方に!」
とか書いてて恥ずかしい。壊してないわ!経年劣化で勝手に壊れたんじゃい!
CPU交換するのに必要なシリコングリスとアルコール。
CPUとクーラーの間にはシリコングリスが塗られていて、これがお互いの隙間を埋める事で効率よく熱を逃がす。
最初から塗られているシリコングリスはカッピカピに乾いてしまっていた。
お前をまた、女にしてやる!
アルコールで綺麗に汚れをふき取り、プリティ・ウーマンの入浴シーンを想像しながら新しいシリコングリスを塗る。
ちなみにあのセクシーシーンではジュリア・ロバーツではなく、代役だと知って非常にがっかり。(代役の事をボディ・ダブルと言うんだと)
ちなみにワタクシ、ごく最近まで、プリティ・ウーマンとマイフェアレディを取り違えてました。
パーツの交換が済んだら、クーラーを取り付ける。
前のデータはウイルスが入っていたので、これを機にクリーンインストール。ついでにクーラーの効果をチェックするために2.8GのCPUを3Gへとクロックアップ。
バッチリ起動!
ついでに昔のハードディスクの接触不良も直す。
PCサプライ大手バッファローが旧名メルコから名前を変えてすぐの頃のハードディスク、USBケーブルをつなぐと反応したり途切れたりするので、殺(バラ)す。
初めて開けるのに、もう矢印のプラスチック部品が割れてた。
USBコネクタを見ると、オスは普通のケーブルなのだが、メスがとんでもない淫乱で、差し込んでもガbもとい緩々。
今のバッファローはそこそこ良い品があるけど、メルコ時代はなんか、薄いLANケーブルに「きしめんケーブル!」とか名づけて売っていた。
(本社が確か名古屋)
そう抜き差しする場所でもないので、テフロンの板を切り取り、コンドーmもとい差込口に詰めて隙間を埋める。
バッファローやI-Oデータ、サプライメーカーのハードディスクは開けたら大体HDDメーカーのもの。
(大体がWestan Digitalやサムスン、日立、Sea Gate、富士通&東芝)なので、ハードディスクが壊れたら中身だけ取り替えれば問題ない。
USBも認識して一安心。
このPCが使えなくなる事を想定して、人のPC買い替えを手伝う代わりに一つPCをお下がりでもらっていたので、さらに一つPCが増えた。
部屋がパーツでグチャグチャ!
おまけ、4bitモニターのXP画面。
(終わり)