体重がやばい!上半身の筋肉が軒並み落ちているのに、体重が全く落ちない!
つまり腹の無駄肉が増えている!
思い起こせばこの秋、14日にわたる関東東海中部東北ツアーでの出費の120%が食費。
ツアーが終わった後、思い出したくもない万円が財布から消えていた。
ではやっちんがツアーで何を食していたのかを見てみよう。
いきなり天丼!
静岡の有名店、○天(一応伏字。別に伏せる意味も無いが)の支店で天丼を。
僕は車えびフライ2000円を注文しようとしたんだが、隣のアキヒロが必至に止めるのでガマン。食わずに済んだ。
しかし思ったほどの迫力がない。
沼津港にある本店から距離が離れてる支店に行くほど具財が少なくなる説が浮上。
確かに以前行った店ではもっとでかかったような気がする。
それでも付いてくるカニ味噌汁は絶品。
静岡人ええのう~。
名古屋で一番好きな街大須に行くと必ず食べるのが、某所のハンバーガーとこのみたらし団子。
みたらし団子はしょうゆが強めで甘くない。実は黄な粉の方が個人的には好み。
みたらしが男子で黄な粉が女子って感じ。(イメージ)
長野新幹線「あさま」と二階建て新幹線「Max」に乗ったよ!
写真は「なすの」か「あさま」。とんこつベースだけどあっさり目。
つうか電車は好きなだけで別に詳しくないんだよ!
駅弁買おうと思ったら軒並み1000円とかするの。
普段から選択肢は0か100の僕はブッチギリ1000円のウニ弁当を購入。
うまかったけど後味がずっと続いて困った。
仙台のたまたま入ったとんかつ屋さんのカツ丼がブッチギリうまかった!
名前をわすれちゃったんだけど、「~を」とかいう名前だったと思う。
近所では有名店なのかしら?飯時には満員になってました。
今のところマイとんかつランキングベスト3に入ってる。
帰りに寄った静岡で回転寿司に。
さすがに回転寿司もクオリティが高い!
写真は生シラスと桜海老。
海老マニアなら頼まずにはいられない「大海老」
いやぁ~。太かった。
さらに寄った干物センターで甘エビをお土産に購入。
「兄ちゃん若いから100円負けてあげるわ!」
いやもう僕若くないし、意味わからんし。
かえってオカンと食べましたが、極上でした。
半端無いでかさ、うまさ、味噌の濃さ。
他にも牛タンとか寿司とか食いまくってた。
次の西日本ツアーでは毎日カップラーメンにする予定。
そんなこんなで機材を満載して神戸に帰りましたとさ。
おまけ
男子にしか分からないかもしれないけど、良くトイレの小便器に張り紙がしてある。
「一歩前へ!君のはそんなにでかくない。」
みたいな事が書かれている。
つまり放水時にこぼさない様、便器にもっと近づいて消火活動に当たって欲しいということなのだが。
今回静岡の回転寿司で見つけたのがこちら。
「急ぐとも 心静かに手を添えて 外に漏らすな 松茸の露」
まぁ説明しなくても分かりますよね?
でも右隣に置いてたこれ。
この形状が狙っておいてたものだとしたら…店主、かなり出来る!
(おまけ、終わり。)
えっとですね、いつもここを見てくれているヤッチニスト(語呂わる!)の方から
「私、男の人の腋毛(わきげ)が好きなんです!毛についてのコラムを書いてください!」
という初めてのリクエストが来ました。(ほんとの話)
んもう~。子猫ちゃんたら仕方がないなぁ。
こうなったら「ミスターインテリゲンチャオブ下品」の異名をとる私が熱弁を振るいましょう。(むしろ熱鞭)
昨日、ツルピカはげまるくんについてわけの分からないことを書きなぐっていました。
「小学生のハゲを捕まえてツルピカはげまるくんはないだろ!」
と意味不明な怒りを見せるヤッチンには体毛にコンプレックスがあったのです。
個人差もありますが、人は普通中学生くらいから第二次性徴期に入ります。声変わり、初潮、精通、そして発毛。
僕は体の成長が人より遅かったので○○毛やら腋毛が生えるのが遅かった。すんげぇ遅かった。
特に腋毛は、大学生になっても生えそろわないほどの遅さ。
高校時分に、通学バスのつり革を持っているとき、隣の知り合いに言われました。
「うわ!オマエ高校三年生にもなって腋毛生えてへんの!?」
周りに女子高生が一杯いるのに人の体質を指摘する、
そんな素敵な行為に僕はおかしな快感を覚え・・・ませんでした。
うっせえ!ゴリライモみたいな顔しやがって!
今でこそ、薄毛人気で、フェミニンな僕はもてもてですが、
当時はただのコンプレックスのかたまりだったわけです。
ところで、男性にはほとんどないですが、
女性にはごくわずか、陰毛の生えない女性がいるそうです。
これは無毛症とか呼ばれるそうですが、同じようなコンプレックスを持っていた僕には
「症などと呼ぶな!」と。
それは個性!個性だろ!この野郎!
今でこそ、剃毛プレイだの、ロリコンだの、
マニアックな位置づけにされてますが。
人類の歴史からするとむしろ貴重!神のような存在だ!ということを実証していきましょう。(僕、大丈夫ですか?)
はるか古代のギリシアでは
「包茎と無毛の女性の陰部が上品」
とされていたそうです。まぁ包茎はどうかと思いますが。
(上野クリニックいけ。)
今現在でも、北欧やヨーロッパ圏では陰毛を残らず剃ってしまう人も多くいるらしいですよ。逆に腋毛をそらない人も多くいるようですが。
気になる人は「外人 洋物 無修正」あたりで検索をかけてみてはどうでしょうか?(僕?僕はそんなことしませんよ!検索結果も保障しません。)
「んなこと言ったって外人でしょ?奥ゆかしい日本人にはまだ無理だっぺ。」
と言う人もいるでしょう。
しかしあえて言わせていただきたい。
「日本人なめんな!」と。
古来の日本でも、不思議なことに陰毛の無い女性が人気だったのです。特に大工などの肉体労働系のお仕事をしている人などに人気がありました。
その理由は・・・
「けがない。(毛が無い→怪我無い)」
・・・は~い、そこ。ブラウザ閉じない!
お気に入りから名前消さない!
本当なんだって!
駄洒落にかけてるところ、さすが江戸っ子!粋だねぇ!
(江戸かどうかは知らんが)
んでね、その陰毛が生えていない事を「土器(かわらけと読む)」というらしいんだけど、それは逆に商人関係には嫌われたらしいですよ。
なぜなら・・・・(考えてみてね、↓反転で答え出ます)
儲けが無い(もう毛が無い)
からだそうで。うまいこと考えますね。
とまぁそういう具合でモテモテな薄毛女性ですが。
逆に陰毛が濃い!とお悩みの女性がいるかもしれません。
そういう人のために言っておきます。
「陰毛の濃い女性は情が厚い」
そうです。
やった~!
じゃあ僕みたいなオタッキーにも優しくしてくれるのかな!?
(そんな情けはいりません)
つまり、陰毛の濃い女性を落とすには情に訴えろ!
ということですよ。(大体どうやって調べるんだよ)
まぁ、とどのつまり何が言いたいかといいますと、
「無毛症であるがために世を儚んで自殺しようとしてる美人は思い直してください」
ということですね。(オマエが自殺しろ)
あ、そうそう、アンダーヘアー用のカツラもあるそうですよ。
修学旅行前の男子中学生は是非。
はいはいはいというわけで、適当にツアーファイナル米子で撮影した写真をUPしまっすよ。
米子手前の蒜山サービスエリア。
なんか半端なく雪が積もっていて、これからの道のりを不安にさせる。
なんか道を作るために脇にかき集められた雪山、登ってみたらSAの天井くらいの高さになってた。
ちなみに降りるときに雪山の空洞に膝まではまった。
今28歳。
昼間からこのテンション高すぎな商店街。
リハーサルが終わる3時くらいの時点で7割のシャッターが下りている。
米子に来るのは二回目だが、お客さんは来てくれるのか!?
不安になる。
宍道湖という湖には「宍道湖七珍」と呼ばれる珍味があり、吉田戦車先生の漫画
「ぷりぷり県」でも取り上げられている。
海老マニアとしてはこの中の「モロゲエビ」と言う海老が食べたくて、魚屋さんに行ったのだが、
僕「モロゲエビください。」
店主「この辺ではこの海老が獲れるんよ」
と、ダウンタウンガキの使いに出てくるキスしないほうのおばちゃんみたいなメイクをしたおばちゃんが進めてくれた
「どろえび」
を購入。
5匹におまけ1匹つけてくれて250円という安値。
後で知ったのだが、宍道湖って島根県で、鳥取県じゃなかったのね。
そして僕は米子を島根県だと思ってたのね。
ごめん。まじで。
でも美味かったですよ、どろえび。
ホテルでしょうゆを借りて食べたけど、卵とかもついててめちゃ美味でした。
関係ないけど、最近ちょっと淡水エビを飼おうと思っている。
夜7時。ライブ直前の商店街(ライブハウス前)。
あまりの暗さ、人のいなさに心が折れそうになる。
そんな僕を出迎えてくれたのは…
商店街のシャッターに張られてある謎の似顔絵(?)
何が怖いって絵の雰囲気もさることながら、右下にある
「春が来た!」
の喜びですよ。
脳内で尋常じゃない春が来ているようで心配でなりません。
で、ライブですが。
予想に反して見に来てくれたみんながすげぇノリがイイ!
ライブしててすげぇ楽しい!
アンコール2回されてももう曲無い!
ただでさえツアーファイナルってことで、タイバン形式なのに10曲とかさせてもらってるのに本当申し訳ない、そしてうれしかった!ありがとう!
米子また絶対行きます!
エビも食います!
出来たらライブ中の写真も撮影したかった!
でもおいらはドラマー!両手両足ふさがってるのに
いやまてよ?それって新しいドラマーの形…?
(怒られます)
下町…
なんて甘美な響きだろうか。
都会神戸の山の手に住んでいるセレブのワタクシには縁遠い世界…。
(参考資料…山の手)
まぁ僕のばあちゃんが住んでた神戸新開地ってところも結構下町なんですが、せっかく東京に来たことだし、今回は「こち亀」の舞台として取り上げられる、東京の下町を見物してきました。
「もんじゃ焼きって本当に(自主規制)みたいなんだろうか?」
あいにくワタクシ関西人なもんですから、もんじゃ焼きというものを見たことがありません。
よく漫画でネタにされる素材ですから、一度は見ておきたいと思っておりました。
そしてもんじゃ焼きを食べるためだけに本場?月島へ。
某SNSコミュニティで一番名前が挙がっていた店、「もん吉」へ。
ロールプレイングゲームで洞窟に入る時は、入念に回復アイテムをそろえていくタイプです。
写真は路面店ですが、行った時間に閉まってたので裏路地にある本店へ。
まぁお好み焼きみたいな感じでしょ?
僕は料理はしないタイプの漢なので、店員さんに焼いてもらう。
というか、何もいわなくても焼いてくれた。
多分料理できないオーラが出ていたんだろう。
そもそも僕がなぜ料理をしないかというと、以前日記でも書いたが、料理を身に着けたくて親に
「料理を教えてくれ!」
と言ったところ、いきなり初心者に
「イカフライ(油がはねまくって超危険)」
を用意しやがって、油が跳ねまくる鍋に対して必死で蓋を盾にし、戦ってたという忌まわしき記憶があるからに他ならないのですが、建前上は
「完璧すぎる男はもてないから、女子に料理の腕前を振るう機会を与える」
ということになっております。あしからず。
なんかお好み焼きのタネみたいなのをずっとコテでカチャカチャカチャカチャやってるなぁ~…と思ってたら
「出来ました~」
え~!?これで完成!?
とベタな関西人を演じておく。
実はこういう食べ物だってことはすでにこち亀で調査済みだ。
でもやっぱりこの「見てくれの完成度」はカルチャーショックだった。
「もんじゃ焼きはもともとおやつなんだよ!」
もんじゃ焼きをからかうと大体帰って来る返事がこれだ。
しかし食べた後のおこげみたいなの(上の写真)を食べて納得。
あ~これはおやつだ。
これだけ袋に詰めて原っぱに遊びに行きたい感じ。
下町ってのはやっぱり和む。
これは人が一人入って終わり!くらいの大きさの交番。
昭和から全く進化していない駄菓子屋に感動。
中もすげぇレトロゲームとか、あやしい素材のお菓子がいっぱい。
「こち亀」では、こういった駄菓子屋さんでもんじゃ焼きを食べるシーンがあるが、まさにそれ!といえるシチュエーションに遭遇した。
(表のゲーム機で遊んでた中学生が店内に入る)
中学生「おじい~!」(店主のおじいさんを呼ぶ)
おじい「はいはい」(納豆のパックみたいなのに入ったもんじゃ焼き?を渡す」)
中学生「…なんだよこれ~!」(パックの中にタレの袋が混入していたらしい)
おじい「…ごめんなぁ~」
(中学生、もんじゃ焼き?を持ってゲーム機のところへ戻る)
まさに昭和。
この模様を動画で伝えられないのが非常に残念だが、こち亀で見たシーンがそのまま平成のこの時代によみがえってたのに感動した。
ただ、空になっても山積みの駄菓子の箱と、賞味期限が凄く心配な霜付アイスクリーム、店主が防毒マスクみたいなのをずっと被っているのを見て、衛生面だけ心配になった。
ちなみに僕は何も買わなかった。
僕が小学校の頃に流行ってたじゃんけんマシーン(正式名称不明)がまだあった。
「じゃ~んけ~ん ぽん! ズコー!」
(勝った時は「ズコー」が「フィーバー!」に変わる)
ノスタルジーに浸れたが、隣に
張り紙「メダル一枚で10円のお菓子と交換します」
ひ…非公認ギャンブル!?
下町は…いいですねぇ~。
(次はどこにいこうかしら)
え~、おかんボーカルのバックでドラム、叩いてきました。
マイマザーはジャズボーカル教室に通っていまして。
なんでも神戸で発表会をやることになり、演奏曲目がQueenだと。
「今回はロックな感じでいくってなったからあんた、出ない?」
みたいな。
Queenといったらアレですよ。ロックをやってるものならみんな通る道ですよ。(フレディのピチピチタイツとか着たり)
正直ジャズの発表会に出て行くなんて無理!なんですが、
「自分の肉親と一緒にステージに立つ」
ことの出来る人間がどれだけいるか?ということと、これも親孝行かな?と思ってでることに。
そして当日、リハーサル。
僕はドラムセッティングが普通の人と逆なので、
最初にリハーサルをすることに。
ピアノの先生に
「今日はよろしくお願いします。じゃあ譜面を渡しておきますね。
え~最初はドラムにカウントをもらって、140(スピード)くらい、
アウトロは~、感想は~~」
と打ち合わせしてもらう。
こっちもお世話になる身、一生懸命
「あ、そうですね、母からデモをもらって聞いてるので曲の展開は大体~」
と話を合わすが、
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僕、譜面読めません。
小学校の時に頂いた音楽の成績は「2」です。
ちなみに小学生の音楽会のときに
一度ドラムを志望した事があるのですが、
ドラマーの選考会に参加したはずが、どこをどう間違ったのか
気が付いたらカスタネットの選考会に参加していたのは内緒。
(しかも落とされた。)
話がそれましたが。
セッティングを終えた僕以外にステージにいるのは
ピアノ、ウッドベース、サックス、おかん、俺。
え!?なにそれ?
サックスの人がいるなんて聞いてないよ!?
しかしここでイモ引くわけにはいかない。
俺のロック魂を見せてやるぜ!
ワン、トゥー、スリー、フォー! ジャーン!
ピアノの先生「ドラム大きくてベースが聞こえませんね。」
なんだとう。
え~結論から言いますと、超浮きすぎ。
だってジャズの発表会ですもの。
完全にコピーしていったはずのQUEEN(原曲はロック)が超場違い。
ベースの人「ああ、ベース上げます。(苦笑)」
くぅぅぅぅぅ、今すぐ死にてぇ!
さすがにねぇ、
ロックドラマーがいきなりジャズカルテットに入ろうとしても
無理ありすぎ。
顔から血が出るような(火ではなく)ハズカシさをこらえて
なんとかドラムの音量を下げようと四苦八苦。
そしてこの日は2曲演奏することになっていたのですが、
ピアノの先生「・・・じゃあ2曲目いきましょう。これはサンバで。」
サンバ!?
え?わけわからん、これ、ジャズの発表会ですよね?
もう開き直って適当に叩く。
普通の譜面すら読めない僕にジャズの譜面なんぞ読めるわけもなく、先生方の進行に合わせてうん、うん、とうなずくフリをする。
そしてリハーサルが終わってしばらく放心。
まさか出演者と自分の間にこんなにも温度差があったとは。
あまりのショックに立ち尽くすも、徐々に悔しさが沸いてきて
「こうなったら精進あるのみだ!」
幸い、発表会の会場の近所にいつもバンドでお世話になっているスタジオがあったので電話でスタジオ予約を取る。
そして1時間強、何とかバンドのボリュームのバランスが取れるように様々な苦心を重ね、曲のアレンジも考える。
ドラムスティックを通常のものからロッドと呼ばれる竹ひごのような軽くてボリュームの出ないものにしたり、
一番問題のバスドラム、 (一番低いドン!という音です)普段のヒールアップ&クローズ奏法のボリュームコントロールではとてもじゃないけど曲を台無しにしてしまう。しかしヒールダウン奏法(ボリュームを小さく、細かいニュアンスが出せる奏法)などやったことがない。
技で駄目なら創意工夫だ!とばかりに足で演奏するビーター(まぁ足のスティックです)を限界まで短くし、普段どおりにガンガン踏んでも音があまりでないようにする。
さらに本番、自分が盛り上がりすぎても大丈夫なようにシンバルの角度もチップが当たりやすいよう鋭角に。
うっわ、めっちゃ付け焼刃。正直言って演奏しづらいが、背に腹は変えられない。
そして本番。
よりによってうちのオカンはステージ前の特等席に自分の友人たちを招待。
さらに自分の妹(つまり僕の叔母)たちまで呼んでいた。
自分の出番が来るまでひたすら自分に言い聞かせる。
「止まない雨は無い、明けない夜は無い、終わらない発表会はない!」
普段僕は自分のバンドでライブをするとき、あまり緊張することは無い。
何故か大きなステージであればあるほどその状況が笑えてきて楽しく演奏できる。
しかし、この日は尋常じゃなく緊張していた。
自分が足を引っ張る状況と言うのはかくも辛いものか・・・。
そしてわが母親の出番。
僕はひっそりとドラムをセッティングしてそそくさと演奏し、
さっさと退散しようと思っていたのだが、
セッティングに時間がかかるのを心配してくださったジャズボーカルの先生がご丁寧にmcをしてくださった。
「次はやっちん母親さんなんですけれども、今日は特別に!ドラムをやっている息子さんが!応援に駆けつけてくれました!!!」
沸きあがる拍手。
穴を探してバスドラムの穴に逃げ込もうとする僕にさらなる追い討ちが。
「息子さんは普段は何をしてらっしゃるのですか?」
キター!それだけはやめて欲しいと心から願っていた質問!
僕はこの発表会に出る時に母親に一つだけ条件を出した。
「自分がナチュラルパンチドランカーというバンドで活動していて音源を出してライブをやって、様々なメディアにお世話になっていることは絶対内緒な。」
ロックドラムには多少の自信がある。
しかしジャズドラムとなれば全く話は別であり、もしドラムを仕事にしているというのを知ったらみながそういう目で見るだろう。
それだけは避けたかった。
しかし僕がそういったために返答に詰まる母。
やべ!なんとか学生とか(無理がある)会社員とか、適当な嘘でごまかしてくれ!
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母「ぼーっとしてます。」
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_/ ̄ ̄\
└-○--○-┘=3
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その瞬間、ドラムに座っていた彼は
MAXボリュームの4カウントを鳴らし、
地獄の轟音であるかのようなドラミングであたりを血の海に染めた
わけでもなく、きちんと演奏しましたよ。
ジャズっぽく。
あくまでもぽく。
たった2曲のライブなのに、
間奏を忘れて勝手にソロにいったり、ミスはありましたが、
ライブが終わったあと、自分の母親が
「気持ちよく歌えた。」
と言っていたので、それでよしとしよう。
彼は、泣かなかったと、言います。